買う目的 -絵画を買う-
絵画を買う、買う目的編です。
絵画を買うことには、目的が必ず存在します。買う目的に合わせ、絵画を選び、買う方法も選びましょう。
■観賞用
絵画を買う目的として一番多いのが、観賞用です。美術を楽しむのであれば、観賞用に買うのうが一番良い方法です。観賞用に購入する人は一番多いと思います。では、観賞用としても、どこに飾るのかということも大事です。例えば、和風の自宅でしたら、やはり日本画が自宅に合います。同じように洋風の自宅でしたら、洋画が合います。マンションでしたら、比較的小さめの絵画です。よく売れていたのは、3号、色紙サイズの絵画です。このサイズでしたら、玄関の狭いマンションでも、無理なく飾ることができます。後は、好きな作家や構図を選び、額を自宅に合わせれば、観賞用の絵画を買うことができます。絵画があるだけで、自宅に高級感や、癒しなどができ、今までの生活とは違う生活ができると思います。
■コレクション
コレクション用に購入される人も多いです。好きな作家を沢山集め、季節や気分によって、飾る絵を変えていくことができるからです。観賞用の延長のような考え方ですが、一つ買ったら、次が欲しくなりますし、次を売ろうとします。そんなこんなで、コレクションをしている人が多いんです。ですが、注意点があります。保存方法です。絵画は、非常に弱いものです。湿気でシミやカビが出ます。少しの衝撃で絵の具が割れます。保存状態をしっかりとしないと、飾るにも飾れない絵画になってしまいます。もう一つの注意点は、また売ろうとする業者です。絵画の趣味があると思われたら、しつこく売ろうとします。余計な買い物をしないよう、しっかりと知識をつけ、次に買う作品を見極めることが大事です。
■転売用
転売用に購入する人もいます。業者の真似事のような買い方ですが、うまくいけば、ものすごく儲かります。ですが知識も多く必要です。業者が副業として会社とは別に、個人で転売している所を何度も見たことがあります。素人にはハードルが高いですが、年に数回の取引で数百万できることがよくあります。
■家宝
家宝として購入される人もいます。これは少し昔の人の考え方でしょうか?今の人は家宝という言葉は使わないですね。むしろ、そんな高い買い物をしないのでしょうか?お宝鑑定団に出ている人は、ほとんどが先祖代々という人が多いです。自分の子孫に家宝を残す。良い話だと、個人的に思います。
■値段が上がるのを待つ
値段が上がりそうな作家を買い、転売をする方法です。コレクションと転売を合わせた考え方です。駆け出しの作家を買うには、号単価5万円です。人気が出たら、号単価50万円という話も珍しく有りません。平山郁夫は2013年の価格で号単価500万円です。100倍の値段がつくのです。それに、伸びている作家を買えば、1年で号単価が10万円上がったりします。今は平山郁夫の後釜を狙える作家でしょうか?これも、絵画を購入する楽しみですね。